福井駅は一体、どんなホームになるのか
北陸新幹線福井駅のホーム完成予定イメージ(画像:鉄道・運輸機構)
2023年度の金沢~敦賀間の開業に向け、着々と建設が進む北陸新幹線で、福井駅の駅舎が完成に近づいている。そして、8月上旬に駅名標が取り付けられる予定となっている。 福井駅の駅構造は1面2線。通過線もなく、1本だけの島式ホームに、上下線の列車が発着するという、新幹線の駅のなかでもシンプルなものとなっている。 したがって、福井駅の島式ホーム1本だけの構造は、日本の新幹線の駅では唯一の例となっている。似たような駅は、東海道新幹線の三島駅がありますが、外側に通過線があり、駅構内には4本の線路が通ってるため、純粋に線路が2本だけ、ホームが1本だけというのは、新幹線では福井駅が初めてのということは明らかです。
JR在来線とえちぜん鉄道に挟まれた構造
JRとえちぜん鉄道の福井駅の断面図(画像:鉄道・運輸機構)
福井駅の新幹線駅はもともと、高架化予定の京福電鉄のさらに上に一体的に建設されるという、「3階建て構造」で福井県が事業認可案を進めていました。 (引用:乗り物ニュース)
このようにあるため、 3階建て一体構造から2階建て別構造に変更された背景としては、コスト削減や在来線への乗り継ぎ時間の短縮を図ったというほかに、一体として工事を進めるはずだった京福電鉄が2000(平成12)年および2001(平成13)年の衝突事故をうけて運行休止、そのまま廃止という事態に陥ったことも考えられる。